2018年上半期:本物のワインへの入口 第2回
「コート・ド・ニュイ北部の村の印象をあらためて識る」
〜 Gevrey-Chambertin から Vougeot まで 〜
開催日時: 2018年2月18日(日曜日) 15:00~17:00
会 費: ¥25,000(税込)
定 員: 8名様ああああああああああああ
コート・ド・ニュイの畑は南北に20km弱、数百メートルの幅しかない帯状の小さな区域。だいたいが東向きの
斜面にあり標高230m〜300mあたりまで。(Hautes Cotes de Nuitsを含めるとその限りではない。) この地は
ローマ時代の昔から葡萄栽培が行われていてその殆どがピノ・ノワールであることは今も変わらない。地球上で
最も偉大なワインを産出する何処にも代えがたい土地である。
テイスティングワイン
- 1982 Armand Rousseau Mazy-Chambertin ( 当店販売価格¥85,000)
ジュヴレに抱くイメージは何か。特定の生産者の特別な畑のワインを別とすれば、鉄分により固く筋肉質
で香りは内向的、どちらかといえば「可憐で華やかさを持ち合わせるワイン」とは正反対にあるのではな
いか。但しこの村のワインの共通点を考えるとワインの全ての要素は「ニュアンスのトーンの重心が低く、
安定感がある」。香りの特徴や複雑さ、スケール感は生産者や畑によりまちまち。
ああ - 2004 Domaine Dujac Morey-Saint-Denis 1er Cru(参考品)
ジュヴレとシャンボールに挟まれたコート・ド・ニュイの中では地味な印象。さてワインはどうだろうか。
その特徴は、グラン・クリュに関して言えばジュヴレ側は引き締まって華やかでスタイルの良いクールな
印象。シャンボール側に近づくにつれ徐々に柔らかく豊かになり、妖艶な雰囲気でグラマラスさを感じる。
プルミエにもほぼ同じことが言えるが、村名はその限りではない。最も重要な共通点は全ての畑で「最上
の軽やかさを持ち合わせた可憐なワイン」
C - 2007 Domaine Perrot-Minot Chambolle-Musigny 1er Cru Les Charmes (当店販売価格¥29,000)
最上のミュジニーを表現する古い言葉に「ビロードの手袋を履いた鋼の拳」というのがある。実際に若いう
ちのミュジニーはこの通りだと思うことがしばしば。では一般的にシャンボールの畑のワインはどうか。
「香り、味わいともに優しく芳しく、そして華やか」上物のこの地のワインによく使われる言葉である。
畑の位置を見てもボンヌ・マールに代表されるように、モレに近い北側では若干固く黒い果実に近い雰囲気、
アムルースやミュジニーを擁する南側のヴジョ上部では赤い果実を思わせ、全く反対のことが言えなくもない。
この村の特徴をひとまとめにするのは難しいが、畑のクラスが上になるに従い強烈な緊張感を持つ。
あ - 2009 Jean-Marc Millot Clos de Vougeot “Grand Maupertui”(当店販売価格¥29,000)
「ヴジョ村 = クロ・ド・ヴジョ」と前提するならばこの地のワインは「なんとも悩ましくつかみどころが
無い」これが共通の意見ではないだろうか。ところが畑の位置を見ると斜面上部はグラン・エシェゾーと
ミュジニーを境界とし、畑のほとんどはグラン・クリュである。これだけを考えると手放しで最上のワイン
では、と思うのだが何がいけないのか。それは単一アペラシオンの畑があまりにも広く、生産者の数が多す
ぎること。この畑は「自分のお気に入りを見つけ出す楽しみ、いわば宝探しのようなものではないか」
きっと何処かに素晴らしいワインがあるはずですから。あ
あ
あああああああああああああああああああああああああああああああaaaaあChairman Sir Raymond Fleming
ああああああああああああああああああああああああああああああaaaaああああああTHE WINE GALLERY※先日のご案内では2番目にGeorges Roumierのワインをテイスティングすると記載しておりましたが、
あ都合によりDomaine Dujacに変更致しましたので予めご了承ください。
ああ
※本会はお食事のご提供はありませんがお口直しのパンをご用意致します。
お申込方法
お名前とお電話番号を明記の上、参加ご希望の旨を contact@thewinegallery.co.jpまでメールにてご連絡ください。