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究極のワインへの入口 第5回
「”THE” BORDEAUX」
華々しいグレート・ビンテージ
開催日時: 2017年3月5日(日曜日) 15:00~17:30
会 費: ¥150,000(税込)
定 員: 7名様
ボルドーワインは歴史と共に
ボルドーワインの流通は18世紀からしばらくの間ネゴシアンと呼ばれるワイン商が農民からワインを
一手に買い上げ、自社のセラーで熟成させ頃合いを見計らって瓶詰めし販売までを行なっていた。
この時代彼らの役割は大きく、ボルドーワインは単にクラレットとしてワイン商の名前で販売されていた。
イギリスの競売カタログに初めてシャトー名が登場するのは1778年、LafeteとMargau。
時は大きく移るが1935年発令のフランスAOC法により、質の向上と銘柄の保護によりボルドーワインの
市場は安定に向かって行く。戦後1945, 1947, 1949, 史上最大の傑作年が続き、その後1960年代までに
次々と最良質のワインを産出しボルドーワインは飛躍的に大人気を勝ち得る。市場は明るくなり、特に
イギリスにおいてのワインビジネスがピークを迎える。その後の60年代、70年代は最上と最悪のワインが
混在する難しい時期だった。
80年代、以前は有名なトップシャトーですら年により品質にばらつきが激しかったが、この頃から
ボルドーワインは真の偉大さを持つようになる。きっかけは1982年の素晴らしいワインの数々にある。
プリムール販売は個人客への需要も高まり、生産者は安定した収益により畑の入念な手入れ、醸造設備への
投資が可能となった。
90年代以降、シャトーの体制も整い天候にさえ恵まれれば良いワインをいつでも造れるようになった。
早くから飲みやすく愛想の良いものが多く出回るのもこの頃からだ。それは反面、個性を欠く画一化へと
向かって行く。
現代のボルドーワインを飲んで考える事がある。『ボルドーワインの良さとは一体何だろうか』。
年を追うごとに、液体は濃密になり、肉付きが豊かで、熟れた果実のゴージャスな香りと共に私たちを圧倒する。
そして2000年代以降、その傾向は益々激しさを増しているように思うのは私だけだろうか。
この先、かつてのフィネスに溢れた優しいボルドーワインはいつになったら帰ってくるのだろうか。
今回は1945年以降の重要なヴィンテージをその歴史と共に味わってみたい。
今までとは違う、何か新たな発見をして頂けたら嬉しい限りである。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああChairman Sir Raymond Fleming
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああTHE WINE GALLERY
テイスティングワイン
- アペリティフをブラインドで
- 1961 Chateau Leoville-Poyferre Mis en Bouteille au BERRY BROS. & RUDD (参考商品)
女王陛下御用達、ロンドン老舗ワイン商の手になるサン・ジュリアン。この頃まではこのような
海外瓶詰ものがあった。これこそ古き良き時代のクラレットだ。
ああああああああ - 1990 Chateau Latour(当店販売価格¥165,000)
フィネスを備えたボルドーワインの終わりを告げたヴィンテージだろう。全時代的ワインの最後を
しっかりと見届けて頂きたい。
ああああああああ - 1982 Chateau Cheval Blanc(当店販売価格¥217,000)
品質において、新たな指標のきっかけを作った年を代表するワイン。今回唯一の右岸。特にこの辺りの
上物シャトーは、この頃から劇的に進化する。
ああああああああ - 1945 Chateau Lafite Rotheschild(当店販売価格¥470,000)
ボルドーワインの歴史を通して最も傑出したヴィンテージの一つであり、最も偉大なシャトーである。
健全な状態でいつまで楽しめるのだろうか。
※当日はお食事のご提供はありませんがお口直しのパンをご用意致します。
お申込方法
お名前とお電話番号を明記の上、参加ご希望の旨を contact@thewinegallery.co.jpまでメールにてご連絡ください。